真珠の色はどんな色かと聞かれれば白色、薄いピンクがかかった白色、ピンク色を薄くしたものといったような答えが主なものです。
神秘的な輝きをしている真珠の色を言葉で表現することは、難しいものでもあります。
あの深みのある神秘的な輝きがどのようして産み出されているのかを探るには、まず表面の構造自体がどうなっているのかを調べてみるしかありません。
表面には炭酸カルシウムの堅い層とタンパク質の軟らかい層があり、それが積層されて作られているとされています。
具体的には炭酸カルシウムの厚みは0.5ミクロン程度、タンパク質層は数ナノメートルという薄さであり、この2種類の層が同心円状に何重にも積み上げられて真珠が形づくられているのです。
そして、タンパク質の層は炭酸カルシウムの層同士を接着する役割を持っていて、それが硬さの元になっています。
なお、幾重の炭酸カルシウム層とタンパク質層とでは光の屈折率も違い、その微妙な違いによる反射した光が干渉し、神秘的な輝きを生む色のもとになっているのです。
神秘的な色や表面の硬さは単一の材質でなく、積層という構造にあるわけです。
この構造については、産業界でも注目されるところがあります。
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